桧の化粧柱の足元のフローリング施工時には、柱の足元を深さ1分(3mm)欠いでやります。
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鑿(のみ)と手鋸(てのこ)を使って、柱に差し込む上等な仕事で納めていきます。
なぜなら、ボードや巾木などで覆うこともできないですし、たとえ上手に床材を切り刻んで柱につけたとしても、いずれ無垢の床材は我が身を縮めて空いてしまうからです。
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床材の入れ戻しが発生するところは深さ2分(6mm)欠いでやります。
肝心な事は、厚み15mmの床材が入ってくる所に15mmの「はせ物」をして手鋸を入れてはいけません。
なぜなら、手鋸の刃厚分(0.3~0.5mm)が空いてしまい、不細工な仕上がりになるからです。
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私は14.6mmのはせ物を作り、手鋸をそれに沿わせて欠いでいきます。
美しい仕上がりには理由があります。
by安藤洋介