好きになった世界の建築家 安藤忠雄

ある「対談TV番組」で、安藤忠雄さんが出演されていて、お話を聞いていく内に、
一気に好きになりましたemoticon-0102-bigsmile
なんといっても話が面白い

近頃思うのですが、「素敵」って思える本物の一流の方には、
ある共通項があるような気がしています。

それはユーモアemoticon-0155-flower

それを兼ね備えた方に憧れます

 

私も、イギリスやフランス、イタリアに行ってみて、
建築に携わる者として思ったことがあったのですが、
安藤忠雄さんも同じことを思っていて…。

私(安藤忠雄さん)の仕事の8割が海外ですが、
世界を見渡しても、日本の”大工”・”左官”・そして”監理者”は、世界一だと思います。
あれだけの”スケジュール管理”と、”品質”は、世界に類をみない。
日本という国は、成り手が少なくなっている
”技術者”・”監理者”をもっと大切にするべきだ。と。

 

今日も一日中強烈な日差しが照りつける中、
下請け仕事として依頼された「建前工事」をしました。
そんな中、応援にかけつけてくれた大工さん、皆黙々と仕事をして、
誰かの「夢のマイホーム造り」に貢献しています。

「暑い」「えらい」なんて誰も一言も発しない…。
数少ない言葉の中であるのは、
「よし、この段取りでいこう!」
「この寸法で納めよう!」
過酷な状況下でも聞こえてくるのは
前向きな言葉だけ。

これが日本の職人ですね…

 

正直、この殺人的な猛暑の中、一日中仕事をしていると、人間の本能として、
「お金はいらないから帰らせてくれ…」と思いますよ。

でもみんな、いつものように”棟上げ”・”屋根仕舞”を夕方には
無事に終わらせてくれます。

私を含め、彼らを支えているのは「責任感」のみです。