「目板貼り仕様」なので、一般的な本実加工物より、
価格だけではなく、品質のレベルも、グンと上がります。
赤杉の柾ということもあり、
ちょっと物が当たっただけでも傷となる柔らかい材質で、
慎重に工事を進めていきます。
釘も一本一本、手打ちとなり、
金づちは、“丸みをおびた側の面”で打ちます。
そうすると、材料に、金づちの跡はつきません。
“跡をつけず、でも、最後まで打ち込む”
少し話は変わりますが、
良い柾の目だけをよって、「後は捨てる」設計者さんがおられるみたいですが、
弊社のやり方としては、
この外壁工事にしても、
数十枚あるレッドシダーを太陽の下で「全て並べて」、
貼る順番を決めていきます。
そうやって前段取りして貼ってやると、きれいなグラデーションとなり、
白っぽい物も、黒っぽい物も「全てが味」となり、
一枚一枚が貴重な存在となり、応えてくれます。
どんな材料でも、“知恵”と“技術”をふり絞って、
「一級品に変えて、付加価値を付けられる人」が、
一流の仕事人であると思います
まだまだですが、いつもそこを目指して仕事をしています^^