リビングとダイニングの間に、
強力棟を支える杉の磨き丸太(独立柱)があります。
今回は末口(下の根本側ではなく、上の梢側の切り口部分の直径)120mmのものを、
空間の大きさや、上に載る強力棟の寸法とのバランスを考えて選びました。
土台側と強力棟側のほぞを作っていきます。
4mある柱に墨を引いて、柱を回しながら必要な長さに切ります。
(丸い柱にどうやって水平の墨を引くのか…は企業秘密だそうです(^^))
綺麗な切り口ですね。
柱の中心に向かって切れ込みが入っているのは、「背割り」と言います。
乾燥収縮による割れを防ぐために予め入れておくもので、乾燥するとこの割れ目が開きます。
ここにほぞの墨を引いて、
ほぞを作ります。
これは強力棟側の加工済みのほぞです。
A.A