外壁を貼っていると、前の道路を通る人が足を止めて見ていかれます。
化粧の梁や母屋との胴付き(木と木が当たる)部分は、杉板を入れ込む為に鋸(ノコ)と鑿(ノミ)で欠いでいきます。
そこへ杉板を入れ込んで貼っていくと、
このようにびちっと隙間なく貼れ、後々杉板が収縮したとしても隙間が空くことはありません。
また、フローリングを貼るときも、化粧柱との取り合いの部分で同様の仕事をしています。
厚み15mmの押し縁を真鍮釘で打っていくと、立体的な表情が出ます。
安藤工務店での標準ディテールとして、
矢切り部分と垂木の取り合いの部分も、事前に計算して綺麗に納めています。
他の木板貼りの建築を色々と見ていると、無理をした納まりのものも多く見かけますが、それだけ設計も技術も難易度の高い仕上げなんですよね。
垂木→見切り→杉板→出隅材の納まり。
次回は室内の工事をお伝えしますね(^^)
A.A