雨が降った日に、
事務所の打ち合わせ用テーブルのお手入れをしました。
このテーブルは、材木市場で一目惚れした
タモの巾はぎ板(3枚の一枚板をつなげたもの)で作ったものです。
最初の塗装は、オイルで仕上げるか、蜜蝋ワックスで仕上げるか、
色々と悩んだ末、タモの色合いを生かしたかったので、
ソープフィニッシュで仕上げることにしました。
ソープフィニッシュとは、北欧家具等では一般的な仕上げの方法です。
(事務所にあるYチェアもソープフィニッシュです。)
汚れを落とすと同時に、石鹸に含まれる油脂が木に浸透し、薄い皮膜を作るので、
何度もお手入れを繰り返すことで、汚れが付きにくくなります。
手触りがサラッとしていて、使い込むほどに艶と味わいが増していく、
家具を育てていくのにぴったりな仕上げだと思いました。
簡単ですが、手順を書いてみました。
【用意するもの】
純石鹸
スポンジ
ボウル
お湯
カッター
タオル
400番のサンドペーパー
①ボウルに入れたお湯の中に、純石鹸をカッターで細かく削って溶かしていきます。
②石鹸水をスポンジで泡立てて、その泡で木の木目に沿って撫でるように洗っていきます。
なるべく短時間で、水分が少ない状態にすることが大切です!
※この時、天板の裏側にも泡を乗せないと、反ったり割れたりする原因になります。
③タオルで、余分な水分を拭き取っていきます。
④しっかりと乾かして
⑤表面の毛羽立ちをサンドペーパーで撫でるように研磨します。
⑥タオルで木の粉を取り除いて、完成です。
天板に付いてしまった輪染みや汚れもきれいさっぱり♪
すべすべの手触りにうっとりです^^
慣れれば1時間もかからず、簡単に手に入る材料でできますので、
年に1,2回のペースでやってみようと思います。
A.A