納まりを指示するためにブルーシートをはぐと板金屋さんが、
「今も同じような現場をやっているんですけど…
この樋隠しが一番シンプルで見た目が良い。
雨仕舞も考えられていますね。
想像してたのと違いました!」
とおっしゃっていました
あと、「棟の返し」に、破風板のような大げさな板金をいくのはどうしても嫌だったので、
唐草を60~70ほど出してやり、雨仕舞いを考慮しながらも、
シンプルに納めました。
余談ですが、
日頃から根を詰めることに慣れている職人はいざという時、体がよく動きます
逆もそうで、口ばかりの職人は、午前と午後の動きが違います。
それと一緒で、日頃からディテールの事ばかり考えていると、
机上でなくとも、現場の慌ただしい場所でも、瞬発的に納まりがいくつか考えつきます。
時間を置いた分だけ、お金は逃げていきますからね。
そうするといい仕事ができなくなり、回り回ってお客様にご迷惑をおかけすることになります。