梁、母屋を架け終わると、垂木を流していきます。
棟上げの日の仕事の進み具合は、
それぞれの大工さん達の動きにもよりますが、棟梁の段取りで決まります。
12人集まってもらった大工さんに思う存分動いてもらい、
かと言って化粧材の多い家では仕事が走り過ぎないように…。
手刻みをしたものも間違いが1つも無く納まり、垂木を流すところまで進んだのは驚異的です。
大きな化粧材の多さに大工さん皆しびれていました(^^)
さて、破風を付けるところです。
和瓦葺きということと、妻側の建築の大きさ等を考え、
いつもの破風兼垂木の仕様ではなく、丘の上の平屋では破風を付けます。
手刻みをしていたピーラーの破風。(昭和ボルトを仕込んでいます。)
ボルトを締めると破風の合わせ部分がしっかりと付き、時間が経っても離れません。
垂木の端先は、4寸の返し勾配で切っています。
このあたりが、安藤工務店の重厚さと軽やかさのバランスでしょうか。
家の形が見えてきました。
リビングダイニングの木製建具が入るところ。
周辺の景色が一望できます。
屋根にブルーシートをかけて雨養生し、この日は工事終了です。
クライアントのお二人には一日工事を見守っていただき、
また休憩時の差し入れの準備等、ありがとうございました。
暑い中丁寧に仕事をしてくださった大工の皆さんにも、
心より感謝申し上げます(^^)
A.A