といって、
100年余り世界を牽引してきた、アメリカ資本主義(モノづくりからマネー資本主義へ変化していった)に警報を鳴らして、
育て方次第では無限資源に成りえる「木」をエネルギーに代替し、
それを突破口に、「不純な経済」から「かたぎな経済」へ日本を変えていこう!と。
簡単に言えばこんなことが書かれています。
さて、それでは「不純な経済」とはなんだろう…
何故アメリカのウォール街という一部の地域でおこった失敗が、世界の実体経済の根幹を揺るがさなければならなかったのか…
そして2011.3.11東日本大震災が日本を襲い、当たり前だと思っていたライフラインが機能しなくなり、生きること全てが、自分の手の届かないところで動かされているリスクが顕在化しました。
本来の人間らしい生き方を否定してきた「マネー資本主義」・「グローバルなマネーの恩恵にすがるしかない仕組み」
に異議を唱え、舵を切ったものが「里山資本主義」といいます。
この「木」は、先ほども述べましたが、育て方次第では無限です。
若い木であればたくさんの二酸化炭素を吸い、たくさんの酸素を排出してくれるので、地球にも人にも優しい。
おのずと、ある程度育った木は伐採され、家づくりなどに使われ、「使う」「植える」の好循環が求められます。
その使用された木々から木片などのゴミが出ますね。
このゴミ(木片)は廃棄処分としてお金がかかります。
このゴミ(木片)をエネルギーに代替することができれば、遠い向こうの方から有料で電気を引っ張ってこなくてもすみ、
処分代もかからない。
14年前、そこに目を付け、今では市の一割の電気代が木片から作り出される、
いわゆる「バイオマスエネルギー」で補われているところが、岡山県の真庭市なんです
『世の中の先端は、もはや田舎の方が走っている』という実状を、
岡山県の真庭市やオーストリア、ロンドン、イタリアなどを紹介しながら書かれています。
この本は、弊社のリフォーム工事の施主様が、
是非!と進めてくださったもので、読んだ瞬間「これだ!」と思いました。
少し難しい話になったので、続きは’その2’でまた…