小学校の図書館にある、

 

「津田永忠」の本。

 

 

 

最近、私の小学3年生の姪っ子の担任が、教室で皆の前で、

「これは名著だよ!」と紹介してくれたそうです。

本当に偶然に…。

 

 

それはこの本は、26年前に、父と小嶋さんがタッグを組んで、作った本なのです。

 

 

日頃、声を上げない姪っ子が思わず「それはお爺ちゃんが作った本!」と言ったそうです

 

 

「津田永忠」は、今の岡山の土木の形を作った最大功労者の一人で、

小嶋さんが最も尊敬する人物であり、そして両備ホールディングスグループの社是になっているほどです。

 

 

父と小嶋さんは26年前、この本を、岡山の小学校に「無料配布」したそうです。

 

 

そして、これも同じく無料配布された「岡山名誉県民」の本。

 

 

 

私が、「人として」尊敬してやまない「土光敏夫」さんや、「高畑浅次郎」さんや、「岡崎嘉平太」さんが紹介されています。

 

 

 

 

この中で、川崎医大の創設者である「川崎祐宣」さんは、辞退の申し出があり、割愛されていますが、

幾つかある当時の父のエピソードで一つだけご紹介させていただきますね。

 

 

実際、父は川崎祐宣さんに会いに行き、掲載のお願いに行ったそうです。

しかし、結果的には辞退ということになったのですが、

川崎祐宣さんは父に、

「私はまだ生きていて、まだまだこのような本に載るほどの相応しい人物ではありません」と仰られたそうです。

その実際に話をされた時の一流の人物にしての「謙虚」さと、「信念」に、感動したそうです。

 

後年までそれを言っていました。「あの人は一流だよ」と。

 

 

父が亡くなる前に私に「最後は大原總一郎」を書きたかったんだよ、と言っていました。

 

 

手にとって、読みたかったなぁ

 

でもこれも、父が30歳で小嶋さんが32歳の時に出会い、「できることなら、意味のある仕事をしたい」と小嶋さんが思わせてくれたからだそうです。

 

by 安藤洋介