丘の上の平屋 屋根仕舞い【Ⅱ】

登り梁が架かる玄関ポーチ。

圧巻ですね(^^)

 

玄関から北側の軒を見たところ。

谷木の部分も綺麗に納まっています。

登り梁は、吉野杉の材の長さを目いっぱい活かして、桁よりも端先を少し出しています。

 

 

リビングダイニングの天井兼屋根を造っていきます。

この部分は屋根断熱となる為、杉板の上にもう一重に垂木を流し、

その間に断熱材を敷き込んでいきます。

(同時に屋根の通気層も設けていく。)

最後は構造用合板を張っていき、この部分は仕舞いです。

 

足場を降りて室内の天井を見ると、

美しい天井が仕上がっています

 

そうそう、電気の配線も、屋根を塞ぐ前に通しておかなくてはいけません。

手刻みの時に配線を通す溝を彫って穴を開けておき、

屋根仕舞の初日に電気屋さんに配線を通してもらう「先行配線」としています。

 

全てが化粧物であるこの天井が、一番手間暇と費用がかかる最上級と言えますが、

仕上がりはあくまで簡素で素朴です。

 

 

屋根仕舞いはまだ続きますが、工事を進めつつ瓦屋さんとも打ち合わせをしており、

再来週くらいから瓦工事に入ります。

 

A.A