3.6メートルもの長さがある。
それをどう考えるのか?
普通に考えれば、一枚物の長い無垢板で行けば、およそ格好はつきます。
しかし、私としてはもうひと越えしたかった![]()
安藤工務店らしく野趣的に、且つ美しく。
そこで考えたのが、
赤杉の上小節(ほぼ無地)の、
厚み1寸(30㎜)×巾6寸(180㎜)の一枚物を「短辺方向」に貼っていく納まりだ![]()
これが難易度が高かった…。
手間がかかった。
いつものフローリング材のように、オスザネとメスザネを設けて嵌め込んで行けば簡単なのだが、
木口(切断した断面)からそのサネ部分が見えるのが不細工で嫌だった。
だからと言って、サネ無しで行くのは危険だ。
例えば、不細工なサネ有りの「木口」を、新たな框材を持って来て、先端にくっ付けて隠すのも嫌だった。
なぜなら本物の木は、木口を隠さなくても「綺麗に切ったそのままの木口」で勝負できるから、
難しくてもそれで魅せるのが本式だろうと考えたからだ。
プラス、住まい手の事を考えて、見えない所できちんと「反り止め」のサネを作ります。
あとは、キャンティーレバー(跳ね出し=持ち出し)も、60㎜ほど懐を設けたので格好いい❣
踏面寸法も350㎜設けたので、部屋に上がる際も窮屈ではなく、且つ土間もゆったりめの寸法を確保することに成功した。
by 安藤洋介


