先月、Y様邸の棟上げが無事完了しました。
寄せ棟造りの主屋と、切妻屋根の離れの二棟を、中庭を挟むように配置しているY様邸。
一ヶ月前から加工場で刻んでいた杉の登り梁や隅木、桧の柱を組み上げていくのですが、
刻みで頭を悩ませるのは材料と材料の接合部。
あらわし(化粧)の寄せ棟の場合、桁と隅木(角から斜めに登っていく材)の接合部と、
登り梁と隅木が交差する接合部が、考えに考えて刻んでも組み上がるまでは安心出来ない場所です。
真夏日の為少し早めにスタート、10時頃には柱の上に登り梁を掛けていきます。
登り梁に桁を掛けたら、いよいよ隅木を掛けていきます。
外側(下側)が桁との接合部、内側(上側)が登り梁との接合部です。
全てが化粧材なので、慎重に、、、
寸分違わずピタッとはまりました!屋根のアウトラインが美しく見事です(^^)
安藤曰く「100点の出来。」の仕上がりです。
順調に進んでいるので、離れも着手。
母屋まで無事掛けられました。
Y様、暑い中一日工事を見守ってくださりありがとうございます。
また、飲み物や軽食の差し入れもお世話になりました(^^)
引き続き、屋根仕舞いへと工事が進んでいく様子をお伝えしていきたいと思います。
A.A