Sくんも一緒に、塩と酒で四方お浄めから始めます。
母屋や垂木のほかに、柱や梁などの化粧物の多いY様邸、
逸る気持ちを抑えて、いつも通りひとつひとつ確実に工事を進めます。
出巾1.7m以上の大庇の出し桁を、1ヶ所ずつ固定していきます。
事前に木の目を見て流す場所を指定し、刻んでおいた化粧垂木。
(最も良い目のものは、玄関部分の下屋根へ持っていきます)
出来るだけ前段階で加工することで、足場の悪い屋根の上での作業を減らし、
安全かつ仕事は綺麗に、そして工事は早く進みます。
当日、行き当たりばったりでは良い仕事は出来ませんからね(^^)
この日は化粧部分以外の野地板を貼り、ブルーシートで覆って無事棟上げが終了しました。
軒先や妻の出の現し部分は無節の杉板を用い、打ち下しの化粧野地としています。
いわゆる「棟上げ(建前)」はこの日一日ですが、
屋根仕舞い(アスファルトルーフィングによる防水工事)終了までの2~3週間は天気の関係もあり気を抜けません。まだまだ正念場です
最後になりましたが、
休憩時の差し入れやお弁当をご準備いただいたY様ご夫妻様、ありがとうございました。
引き続き宜しくお願いします!
A.A