躯体検査が終わると、外部の仕事(庇、窓や玄関扉などの開口部の枠、外壁下地など)に移ります。
木製建具まわりの外部枠は、桧(ひのき)の上小材。
木製建具は「一本引き+FIXの組み合わせ」としており、隙間風を防ぎ断熱性を高めています。
キッチンの作業カウンターがくる部分は中連(腰高さ)窓となります。
こういった外部枠や内部の窓枠、造作建具枠は既製品ではないので、「カタログのこの品番を何本」という注文にはなりません。
図面が固まった時点で「1本1本加工図を描き→材料を選び→加工場で加工して→取付」という流れになります。
昔の棟梁や、今でも多くの工務店では現場で大工が加工しています。
安藤工務店でも初期の頃は現場で敷居や鴨居の溝を突いたりしていましたが、
現在のやり方に変えていき、能率・スピードが飛躍的にアップしました。
(現場と加工場で仕事を同時に進めることができますし、現場でゴミがほとんど出ません。)
室内の窓枠や造作建具枠は、10月に買い付けていたホワイトアッシュを加工したもの。
ホワイトアッシュはタモやトネリコに類する材種で、ワックスで仕上げると艶が出て美しく仕上がります。
長くなったので、庇や外壁下地についてはまた次回お伝えいたします!
A.A