棟上げの翌日からは屋根仕舞いです。
O様邸の軒裏は全て化粧垂木なので、杉板を上から打ち下ろしで貼っていきます。
材木屋さんで実物を見て選んだ、岐阜県産の上小節の杉板、
ご夫婦で林業を営んでいるという方から買い付けたものです。
杉板の梱包を解き、赤身と白身の混在した「源平材」を一枚一枚見て分けておいたものを、下屋根部分に持ってきています。
この手間を省いてそのまま貼っても美しい軒裏には仕上がったでしょうが、さらにその上を目指します。
一般的に化粧軒の屋根仕舞いは約2週間くらいかかるものですが、こうやってひと手間を入れても2人×3.5日間で完了しています。
腕の良い職人というのは、材料の選び方や使い方が上手で、手(仕事)が早いのです(^^)
室内からも欄間硝子から軒裏が見え、室内の天井から軒裏へ内と外を繋ぎます。
A.A