まずは、建主以上に「この土地に良いものを作るんだ」という情熱がなければ、
心惹きつけるプランはできないと思います。
あとは、安藤工務店らしさに建主の想いや憧れを織り込んで、予算や土地の形状、法的な縛り、太陽高度、近隣の具合などを考慮して描いていきます。
プランについての寸法や決まり事については、基本さえきちんと抑えておけば、あとは自分の引き出しで勝負していきます。
ですので、日ごろからの探究と言いましょうか、建築センスに磨きをかけてくれる”思想や哲学”を勉強していくことがとても大切だと思うのです。
リベラルアーツとでも言うのでしょうか。
専門的な追求は、言わずもがな、です
昨今の岡山県下の住宅業界は、現場の技術力もさる事ながら、設計においても少しレベルが低いように思います。(ズバリで、すみません…)
端的に言うと、付け焼き刃的なプラン設計が多いように感じています。
それは、分譲地で建てていると、他の現場が見えるのでよく分かります。
もっと言うと、現場に付きっきりの設計者or社長は他でなかなか居ないでしょうから、
私は理屈抜きで他の建築がよく見えてしまうのです。
ですから、自分自身にいつも問うています。
設計であれ、技術であれ、一に勉強、二に勉強だということを。
でも、シンプルに、楽しいからそれをやっているのですが
安藤洋介