私たちの考え
造り手としていつも心にあるのは、人の暮らしのぬくもりが伝わる、情感の漂う住宅を目指して造っていきたいという想いです。
古びたときに美しくなる自然素材をバランスよく使い、質感を大切にし、設備に頼り過ぎない快適さを日々追求しています。
建て主の想いと、私共のこだわりを融合して、さらにその先にあるものを造りだし、一つでも多くの感動を生んでいけたらと思っています。
私共の造る住宅から、どこかしら、佇まいの凛とした普遍的な美しさを感じていただけたら幸いです。
7のコンセプト
1.庭について
私共の造る建築は「造園なしでは完結しない」とさえ思っています。
数寄屋建築の450年もの歴史は、大工と庭師で造り上げられてきました。
古来からの「庭屋一如」という言葉が示すように、木造建築は庭と共にあると考えます。
日々の精神的な豊かさと街並みを美しくするものは、「木造建築+庭」であると私共は信じています。
2.軒について
日本の厳しい気候風土と景観美を考えるとき、深い軒を造ることは「責務である」とさえ思っています。
雨露風雪から建築を守り、夏の強い日差しを遮り、冬の暖かな光を室内に取り込みながら、近代の設備機器だけでは補いきれない室内環境をコントロールしてくれるのです。
なにより、木造建築の技術の粋と言われる深い軒は、建築をより美しく魅せてくれます。
3.開口部について
住まいの心地よさは「開口部に宿る」と言われます。
ですから、プラン作成時に初めて敷地を訪れる際には必ず、「どの方向の景色が最も抜けているか」を最初に確認します。
LDKと玄関の開口部については、「部屋内に差し込む陽光をより美しいものにしたい」との想いから、造作の木製建具をご提案しております。
4.自然素材について
木や石や紙、そして土や草・真鍮などの自然の風合いを持ちながら、古びたときに美しくなる素材がたまらなく好きです。
無垢の木については、引き算の美学のもと、全体の雰囲気が重たくなり過ぎないように、バランス良く適材適所に使いたいと考えています。
5.大工技術について
昔から、木造建築の品質は、「棟梁の腕で決まる」と言われてきました。
現代の木造住宅においても大工仕事が8割を占めるとされ、高品質を確実なものとするために、棟梁は自社大工と決めております。
高品質な住宅を造り続けることこそが、住まい手の感動を呼び、ひいては造り手の喜びに繋がると信じています。
6.家具について
家具は日々体に触れるものであり、モノを整理し無駄なスペースを無くす意味もあります。
ですので、キッチンの背面収納・玄関収納・本棚については、基本本体価格の中に含めて設計を進めています。
もちろんその他の家具についても、可能な限り造作家具でご提案したいと考えております。
「家具・庭・照明」については、建築本体と同じくらいに大切なものとして位置づけ、設計しております。
7.収納について
収納はモノを「しまいこむ」のが目的ではなく、「使う」ためのものです。
整えられた家で気持ち良く過ごすために、収納は暮らしに寄り添って計画することが大切だと考えます。
インテリアに馴染む造り付けのものを中心に、適した場所に必要な量の収納を取ることを心がけています。
家づくりの流れ
1.お問い合わせ家づくり、リフォームなどのご相談を承っております。 |
2.初回打ち合わせお客様のお住まいに対する考えや、計画地の状況、ご予算などをお伺いします。 |
3.基本プラン作成申込み安藤工務店の家づくりにご納得いただきましたら、基本プラン作成申込みに進みます。 |
4.基本プランのプレゼンテーションお客様よりお聞きした内容を元に、簡易的な現地調査、給排水や電気などの設備関係の調査、法規制の調査を行います。 |
5.詳細図面・見積書作成申込み基本プランの内容で家づくりを進めていく場合、詳細図面・見積書作成申込みに進みます。 |
6.工事請負契約の締結お客様のご意思が固まりましたら工事請負契約を締結します。 |
7.仕様打ち合わせ外部や内部の仕様、設備などの打ち合わせを4~6回重ねていきます。 |
8.工事着工いよいよ工事が始まります。 |
9.竣工・お引渡し役所や民間の各種検査、建主様の確認を行い、竣工・お引渡しとなります。 |