明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い致します。
元旦の初詣に、神戸の有馬温泉にある神社へお参りしてきました。
大工仕事がきれいな鐘つき堂があったので、思わずシャッターをきりました
着くやいなや曇り空になったのですが、
薄暗い空の下での『金色の輝き』と、
天に羽ばたく鳥の翼をあらわした『軒の反り』と、
横に並ぶ『自然の松の木の曲線の美しさ』とが同化し、
簡潔で、静かな美がそこにはありました。
その足で、三十三間堂へ
中へ入ると、1000体の千手観音像が。
その頭上に架けられている「梁」は、30数本どれをとってみても、6メートルぐらいの、
末口2.5尺程(先端の細い部分が直径75cm程という意味)の大きな梁でした!!
「柱」は円柱で100数十本。
これも10メートルぐらいの、末口1.5尺程の大きな円柱でした!!
来られている見学者の方々は、千手観音像の表情などを熱心に見られておりましたが、
職業柄、建物の構造的なものや、
技術的なものについ見入ってしまいます…
私は、華美に走りすぎた『装飾美』より、
このような鎌倉時代の建築の、木割りも太く力強く、簡潔な美しさの『構造美』に惹かれます^^