こんにちは!
「屋根垂木」ってご存知ですか!?
簡単に言うと、「屋根の骨組みの主要な部分」のことです。
近頃の大量生産型の家では、軒先の垂木は、工業製品の板などをうったりして見えなくなりますよね。
お洒落なお家でも、無垢の化粧板などを貼って隠すことはありますが、
良質な木の材料を使用し、鉋(かんな)で仕上げて、そのままを見せる工法を、業界用語で
「あらわし」と言います。
大屋根(2Fにある屋根)のあらわしの軒先は、ベランダや窓から眺められ、
下屋(1Fにある屋根)のあらわしの軒先も、縁側や玄関先から見て楽しむことができます
軒先の垂木を鉋で削るだけでなく、垂木鼻の木口を糸面(2~3mmの面)で仕上げることによって、
良質な材料をより一層綺麗に魅せる事ができます

手を入れた神社仏閣や、品のあるお洒落なお家の軒先の垂木鼻は、気を付けて見てみると大体そうなっていますね。
”仕事を知っている人”は、そういった所を見て
「あっ、このお家、凄い人が建てたんだな~」
「地震があってもこの家は大丈夫だな~」などと思いを巡らせます。
私も建築士ですが、建築基準法での数値や、瑕疵担保保険での検査は、目標ではないんです。
あくまで、最低基準値なんです。
うちでは、設計から施工・監理まで自社で行いますので、妥協はありえません。