M様邸(一宮)の建前が無事完了しました。
LDKの南から北を見たところ。
合計4本ある「番付け」、「溝加工」をしておいた吉野杉の桁(梁)の赤身が美しいです。


集成材の桁は荒材(隠れる部材)で、天井の仕掛けのひとつです。
垂木も墨付け、刻みの時に「軒先部分(現わし)」と「室内部分(荒材)」、
「南面」と「北面」と選別して、しっかりと養生をしていたもの。
棟梁自らが手で刻んでいるからできる仕事です。

出が1mを超える妻の破風垂木(妻側の先の垂木)は、ピーラの一本もの。
母屋に少し掛かる程度のせいの垂木を破風兼用にすることで、屋根の厚みを薄く見せているのです。

M様には一日工事を見守っていただき、差し入れにも心を配っていただきありがとうございました。
引き続き、屋根仕舞いや外部仕事をお伝えしていきますので、よろしくお願いします(^^)
A.A