A様邸 桧の化粧垂木の墨付け、刻み

安藤工務店ではいつも、化粧垂木や面戸板等は建前(上棟)より先んじて刻んでおきます。

(足場が不安定な屋根の上で垂木の端先を切り落とすのは、危険ですし仕事の精度も落ちてしまいますから。)

 

材料の束をばらし、東西南北に振り分けます。

一番良い材(節がほぼ無い)は西の妻へ、次に南の軒…。

 

端先は直角ではなく、屋根勾配の返し勾配で切っています。

 

化粧垂木(垂木あらわし)ですが、この垂木は化粧物用(無節)の材料ではありません。

材木屋さんへ足を運んで、化粧垂木に化けさせられる材を選んでいたものです。

(構造面で節が有る無しは全く問題無いんですけどね…。)

 

価格を抑えた中でのA様邸新築プロジェクトですが、

知恵と工夫でいつも通り安藤工務店らしい家を建てたいと思います(^^)

 

A.A