鉋掛けをして出てくる鉋くずを見ると、表面がピカピカと光っています。
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これは、鉋の刃が研げていて、切断面が凹凸がなく平滑であるということ。
非常に平滑な面同士を付けると、木と木の間に空気が入る隙間もなくなり、
くっついて離れなくなるほどです。
M様邸(一宮)では、木製建具まわりと玄関ポーチに
化粧柱として芯去りの魚梁瀬(やなせ)杉を用いており、鉋掛けをしています。
鉋で仕上げることで表面はガラスのように滑らかになり、水をはじき木材の腐食を防ぎます。
良い材木に高度な仕事を施すことで、木の寿命をぐんと延ばすのです。
もちろん、設計で妻の出や軒の出が1m以上あることによって、
雨に当たりにくくすることも大切です。
A.A