吹付け仕上げの外壁下地にはいくつかの工法がありますが、
私達はヒノキの木摺+t20mmのモルタル下地としています。
木摺下地は施工に手間がかかり下地も厚くなりますが、
クラック(ひび)が入りにくく仕上がりも美しいからです。
木摺、防水の為のアスファルトフェルト、ラス網の順に張り、モルタルを塗っていきます。
モルタル下地は下塗りと上塗りの2工程に分け、それぞれに養生期間をもうけています。
下塗り後にわざとクラックを生じさせることで、上塗りのクラックを防いでいるのです。
上塗りが完了したところです。
外壁下端には通常水切りが入りますが、今回は入れずにすっきりとした納まりにしました。
木摺から上塗りの養生期間も合わせて約3週間の工程になりますが、
手間と時間を惜しまず美しく仕上げたいところです。
A.A