建築の道具は、

激しい物から、

可愛らしい物まである。

 

 

「事を知っていれば」なんの変哲もない道具で、美しいものを生み出したりする事ができます。

 

 

この箒(ほうき)で、

 

 

 

この壁を作ります。

 

 

 

あと、

割れ防止のために、縦に、規則的に入っている線が分かりますか?

 

目地(めち)と言います。

 

この目地の寸法ピッチは、

「人間が片手で、一度の手振りで綺麗に横線が引ける範囲の寸法」としました。

 

 

 

昔から(特に寸法については)一つ一つに理屈や意味が有るわけなんです。

それらは、口伝や本で昔から伝わっています。

 

 

それらの事を勉強してから「10知って1を選ぶ」ものと、

「1しか知らないで1を選ぶ」ものの差は、

必ず作った物に違いが生まれますよね。

 

 

安藤は、専門性の高いものを作っていきたいと思っています

 

安藤洋介