日曜日の打ち合わせの合間に、掃除・片付けをしていく。
自分の大工道具や設計道具、
そして福島のアトリエには、
日頃から「掃除をしよう」と自然と手が延びる。
手を入れただけ建築が経年美化して応えてくれるので、
掃除をしていると気持ちが良い。
「建て主が掃除をしたくなるような建築」を造り続けたいと心から思える。
拭き上げたガラス越しに見る雑木は、
「今まで見ていたものは何だったのか…」と思うほど、また美しく魅せてくれる。
冬の水を使いながらアトリエを掃除していると、
研ぎものをしている時の感覚とリンクしてくるので、とても好きな時間だ。
by 安藤洋介