瓦は三洲瓦。
三州は、日本の瓦の三大産地(三州、石州、淡路)のひとつです。
軒瓦には、万十軒瓦、真一文字軒瓦、一文字軒瓦があり、
丘の上の平屋では真一文字軒を採用しました。
軒の直線的なラインが強調され、すっきりとした印象です。
真一文字軒瓦は、一文字軒瓦に比べるとすり合わせ等の施工の手間はかかりませんが、
一般的な万十軒瓦より手間も技術も必要になります。
最近では一文字軒瓦の施工が出来る職人さんの数も、随分減ってしまっているようです。
のし瓦(棟瓦)も3段とし、すっきりとした謙虚な佇まいに。
職人さんは黙々と仕事をする人で仕事が早く、
1週間半でこの大きな屋根の瓦を葺きあげてくれました。
A.A