手作りコートフック (T様邸)

 

こういうちょっとした小物はインターネットで購入して付けるのが早い。

忙しければ尚更だ。

 

 

だけれど、自分で出来るのがわかっているから、忙しくても自分で造ってしまう。

なぜなら、構造的に強くなるのは明白だし、

何より今ある建築に似合うのが分かっているから。

 

 

 

 

直径18㎜に丸く加工した材に、「床柱の磨き丸太や、絞り丸太」そして「松の虹梁丸太」と同じように、

レベルの墨をつけて、細工を始める。

 

 

 

相手が丸であれ、三角であれ、「レベルと垂直と芯」の墨を出せば、真四角の材として簡単に紐解くことができる。

 

これは、伝統木造建築の墨出しの基本が、18㎜の世界でも同じように通用するということだ。

 

 

by 安藤洋介