日本とマレーシア国交60周年を繋ぐ建築。

 

マレーシアに「アズマン・ハシム」さんという方がおられます。

日本とマレーシアの国交のために先頭に立って長年ご尽力された尊敬する御方です。

 

国交60周年を祝い、日本の皇太子殿下がマレーシアを訪れた際にはマレーシアの首相と共に皇太子殿下をお出迎えされたとのこと。

 

ハシムさんのお婆様がなんと日本人で、長年マレーシアから祖母のルーツを探し続けていました。

その日本人祖母のルーツを探る模様が、日本とマレーシアの国交60周年を記念して、BSフジテレビで今年の3月に全国放送されました。

 

 

 

マレーシア特命全権大使の宮川眞喜雄さんの呼びかけにより、OHK岡山放送の中静社長が腰を上げ、

OHK岡山放送エンタープライズの倉田会長らの尽力によって、

お婆様の出身地が(村上水軍で有名な)愛媛県今治市大島であるということが判明しました。

 

 

そこでアズマン・ハシムさんが、

「祖母のルーツである大島で一族が集えるような日本建築を!」との声掛けから、倉田会長が動き、私に依頼があったというわけです。

倉田会長からの直接の依頼でしたので快諾いたしました。

 

 

弊社が作ったプランボードや、この建築で使用される予定の木のサンプルなどを持って、

倉田会長一行はまさにいま飛行機の中です。

 

 

 

 

 

私は素直に、

「あの建築が瀬戸内海を一望できるあの場所に建てられたらどれだけ素敵だろう

と胸躍らせています。

 

プレゼンを委託するのは初めて。

海を越えてハシムさんの胸にこの想い届け。

 

by 安藤洋介