ご紹介でしたが、クライアントとは元々、茶道教室での顔見知りでもありました。
茶室や、レッドシダーで構成される和室があるRC造の改修工事です。

コロナの影響もありましたが、
なにより、品質の高い技術でご提供したかったので「私待ち」を快諾してもらい、
何ヶ月間か待っていただきました。


私も、(40社の各業者にはお願いして)能力の高い人orその会社の親分に担当してもらっているので、
木造住宅の出来を大きく左右する「棟梁」職も、私自身が担当できるようになるべく調整しております。
安藤工務店の現場で、安藤が現場入りしていないお家は「外れ」という訳ではないのだけれど、
「他社よりは良いよ」という程度なんですよね、やはり。
24年間木造建築をやってきて思う事は、悲しいかな「能力」なんですよ、最後は。個々の…。
車や造船やビル建築、服などと違い、木造建築のような「プリミティブな仕事=現場で造り込んでいく仕事」は、
結局、品質は個々の能力に大きく左右される。
これはこの数年、痛いほど感じている。
綺麗事を言っても、もうしょうが無い。。
もうそろそろ、住宅業界はそれを告白しなきゃいけない時期に来ているんじゃないかと思う。
能力の高い人をどれだけ結集させるか。
同じ金額・仕様でも、別次元の建築が出来るんですよね…。(リアルな話しです)
by 安藤洋介