「無」から「有」へ。

 

今朝も冷える。

先日掃除した薪ストーブに、たまらず火を入れる。

珈琲を入れ、ニーナ・シモンのMr.Bojanglesをリピートで聞く。

格好良く言えば、気持ちのスイッチが入る(笑)

薪と珈琲豆の香りがアトリエに充満し、木の建具越しに見る木々は格別だ。

この気持ちの良さを味わっていないと、やはりクライアントには机上の空論を伝えることになると思う。

 

 

 

今、3つの新築のプランをさせてもらっているが、

「どれ一つとっても最高のものを造り上げたい」と強く思う分、

「無」から「有」への生みの苦しみがある。

 

 

だからと言って、すでに実動しているK様邸改修工事も、

年内棟上げ予定のS様邸新築工事も、手を抜くなんてことは考えられない。

 

 

さて、このアウトプット作業(プラン設計)のために、

日頃から貪欲に良いものをインプットするように心掛けてはいるのだが、

アウトプット作業は「なかなか、そう容易いものではない」と痛感する…。

 

 

 

知の巨人アインシュタインは、「本を読みすぎると屁理屈になってろくな研究者にならない」と言った。

膨大な知識を得た彼は、一周してそんな言葉を吐いた。

そこまで超越した人はどんな景色を見ているのだろうかといつも思う。

 

 

父との激しい確執があったとされるシューベルト。

彼のその情念が伝わる「魔王」を大音量にして聞くと、

がんじがらめになった出来損ないの脳がスッキリするようだ(笑)

特に、女性オペラ歌手のほうが凄みが伝わってきて、より良い。

 

クラシックは、ロックだと思う。

60年代~80年代後半のブリティッシュ・ロックであり、グラム・ロックだ。

凡人=私には刺激が必要だ(笑)

 

 

by 安藤洋介